“せんじゅつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仙術66.7%
占術33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若者はそのみごとな仙術（せんじゅつ）にみとれてしばらく呆然（ぼうぜん）とたたずんでいたが、やがて冠（かんむり）のひもをむすびなおすと、いそいそと帰っていった。
おしどり (新字新仮名) ／ 新美南吉(著)
ですから私はあなたの弟子（でし）になって、仙術（せんじゅつ）の修業をしたいと思うのです。いいえ、隠してはいけません。あなたは道徳の高い仙人でしょう。
杜子春 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)
上は天文下は地理、武芸十八般伊尹（いいん）両道、陰陽の原理人相手相、占術（せんじゅつ）禁厭（まじない）方宅（ほうたく）から、仏教儒教神道に及び、兵法では楠（くすのき）流、究めていないものはない。そういう俺だ。
剣侠受難 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)