“すにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
数人83.3%
數人16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数人すにんの船頭は河原の木ぎれを拾ひ集めて、火を焚き附けた。焔は螺旋状によぢれて、暗い空へ立ちのぼる。
これに加うるに競争者の相手も今は数人すにんの多きに上りて、いわゆる見積りの価格なるもの、また次第に騰貴して、三十五万円の声を聞き、なおその競争の容易に止まるべくもあらざれば
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
鞭聲べんせいの反響に、近き山の岩壁を動かして、駟馬しばの車を驛舍の前にとゞむるものあり。車座の背後うしろには、兵器うちものを執りたる從卒數人すにん乘りたり。
猶太教徒若くは囘々フイフイ教徒數人すにんをして加特力カトリコオ教に歸依きえせしめ、洗禮を行ふなり。羅馬年中行事に「シイ、アフ、イル、バツテシイモ、ヂイ、エブレイ、エ、ツルキイ」
數人すにんの亂れ語る聲我耳に入りし時、頭にまとへる布は取り除けられぬ。わが身は大穹窿のうちに在り。