“すえものしょうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
「おかけなさいまし」と、築山の
裾にある
亭の柱を撫で、そこにある
唐製の
陶器床几をすすめた。
だが考え及ばないものか、そのまま藤棚の下へ這入って、そこにある
陶器床几に腰を下ろし、亀の
日向へ上がったように、ぽつねんとして、池の
緋鯉の
游弋に、無為徒然な春の日を過ごしています。
唐焼の
陶物床几に、ここの
御隠家様なる
千蛾老人はゆたりと腰を休めて、
網代竹の卓のうえに
片肱乗せ
ふと、ことばを切って、二人がそこの
陶物床几から立ち上がって見ると、
亭のうしろの山吹が微かにゆれていて、真ッ黄色な花の粒がまだホロホロとこぼれている。