“すいさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水寨71.4%
水彩28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それかあらぬかここ数日間、蜀の軍船は続々と長江を下り、江岸いたるところの敵を追ってはすぐそのあとに基地とする水寨すいさいを築いていた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
数千の兵船が、舳艫じくろをならべて遡航そこうしつつあるとのこと。また、三江の江岸一帯、前代未聞の水寨すいさいを構築しています。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
麦の畑をつらぬいた細い道は、向こうに見えるひょろ長いはんの並木に通じて、その間から役場らしい藁葺屋根わらぶきやね水彩すいさい画のように見渡される。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
むらさきの風呂敷包みの中には、絵本や、水彩すいさい絵具や、運針いがはいっていた。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)