“じらいや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自来也55.0%
児雷也20.0%
自雷也20.0%
兒雷也5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男はし、肌も白し、虫も殺さぬ顔をしているから、人殺しの兇状きょうじょうこそなけれ、自来也じらいやの再来とまでいわれた人間だった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
児雷也じらいやが魔法か何か使っているところや、顔より大きそうな天眼鏡てんがんきょうを持った白い髯の爺さんが、唐机とうづくえの前に坐って、平突へいつくばったちょんまげを上から見下みおろすところや
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかも、女自雷也じらいやと名乗る稀代きたいな女賊じゃ。南町奉行所のお手にかかって、近いうちには、獄門でお目にかかれましょうぞ。……サア瓦版瓦版。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「白い帶だよ、丸グケの帶だよ。芝居の兒雷也じらいやの締めるやうなやつだ」