“じゅねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
入念50.0%
呪念50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、一口に絵馬とはいうが、入念じゅねん彩色さいしき、塗柄の蒔絵まきえに唐草さえある。もっとも年数のほども分らず、おさめぬしの文字などは見分けがつかない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
板敷山の呪壇じゅだんに、一七日いちしちにちのあいだ、護摩ごまき、呪念じゅねんをこらして、眼に描きだしていた怨敵おんてき親鸞は、さながら自分をのろう悪鬼とばかり見えていたが——今、眼のまえにある親鸞を仰げば
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)