“じゅえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寿宴33.3%
寿筵33.3%
樹苑33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少彦名神すくなひこなのかみが国土経営の功を終えて、あの世界におもむいて永く止住しじゅうなされたことは、「神功紀」の寿宴じゅえんの御歌にも見えて、よほど素尊の根堅洲国ねのかたすくにと近く、つは人界との往来も考えられるが
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
不肖、前朝以来、三公の一座を占め、まつりごとにあずかりなから、董卓の勢いはどうすることもできんのじゃ。耳に万民の怨嗟えんさを聞き、眼に漢室の衰亡を見ながら、なんでわが寿筵じゅえんに酔えようか
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
師父ブラウンが仄暗ほのくら樹苑じゅえんを通って城影じょうえいの下に来た時、空には厚雲あつぐもがかぶさり、大気は湿っぽく雷鳴が催していた。