“じゅうゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獣油33.3%
十喩33.3%
重油33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち、山と積まれた枯草かれくさたば。はこばれてくる獣油じゅうゆかめ、かつぎだされた数百本の松明たいまつ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と——いきなり、バラバラバラ、バラバラッ! と上ののぞき口から投げこんできた枯草のたば! つづいてほのおのついた松明たいまつ獣油じゅうゆの雨、火はたちまちパッと枯草についた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法華経ほけきょう廿八品にじゅうはちほんを歌に詠じたり、維摩経ゆいまきょう十喩じゅうゆを詠んだりしているところを見ると、学問もあった人には相違ないが、夫のおもてわざにしている文章の事などに
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
真正真銘しんしょうしんめいの九万九千トンの巨艦だ。立派に大砲もそなえ、重油じゅうゆを燃やして時速三十五ノットで走りもする。見本とはいいながら、立派なものじゃ。