“じゅうのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
十能80.0%
火斗6.7%
重農6.7%
銃嚢6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとう十能じゅうのうと火ばしまでが、組になっておどりだしました。でも、このひと組は、はじめひとはねはねると、すぐところんでしまいました。
老人、子供、大抵の病人はもとより、手のあるものは火斗じゅうのうでも使いたい程、畑の草田の草は猛烈もうれつに攻め寄する。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
国の本は民にありとは、封建社会において、一般に通用する格言なりき。封建政治は尚武しょうぶけいとし、重農じゅうのうとしたり。封建君主の典型たる上杉鷹山うえすぎようざんかつてその相続者にげて曰く
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
手がぶるぶるふるえるので、拳銃がうまく銃嚢じゅうのうに入らなかった。略刀帯の金具にふれて、拳銃はカチカチと冷たく鳴った。それでもどうにか押し込み止め金をかけた。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)