“じゃほう”の漢字の書き方と例文
語句割合
邪法100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とたんに、呂宋兵衛（るそんべえ）のからだは、邪法（じゃほう）秘密（ひみつ）の印（いん）をむすびながら、ヒラリと駕籠（かご）の屋根（やね）へ飛（と）びうつっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
怪人（かいじん）呂宋兵衛がこの幕（まく）のうらにしのんでいて、石見守（いわみのかみ）と腹（はら）をあわせ、かれ一流（りゅう）の邪法（じゃほう）をおこなって、試合場（しあいじょう）に一道（どう）の悪気（あっき）をおくり、衆人（しゅうじん）の眼をげんわくさせているのではないかしら？
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
たとえ、斃（たお）せないまでも、不意（ふい）をうって、かれの邪法（じゃほう）の気念（きねん）をやぶってやろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)