“しんぷきさく”の漢字の書き方と例文
語句割合
神斧鬼鑿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それより上は全くの神斧鬼鑿しんぷきさく蘇川そせん峡となるのだ。彩雲閣からわずかに五、六丁足らずで、早くも人寰じんかんを離れ、俗塵ぞくじんの濁りを留めないところ、峻峭しゅんしょう相連あいつらなってすくなからず目をそばだたしめる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
この悲劇の舞台になった、南伊豆の別荘、かつえんの行者が、神斧鬼鑿しんぷきさくの法術で彫り成したという伝説の凄まじい断崖の上の高楼たかどの——名づけて臨海亭りんかいていというのも、実は志津子夫人の我儘な願いを容れて