“しんかげりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真影流50.0%
新陰流20.0%
新影流10.0%
真陰流10.0%
神影流10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父文吾相果てましたのち、六十に近い母に孝行を尽し、剣術は真影流しんかげりゅうの極意を究め、力は七人力にんりきあったと申します。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ゆるゆる退く! よろしいよろしい遠巻きにして、送り狼のそれのように、どこまででも送っておいでなされ! さりとはいかにも生温なまぬるい、勇士はなきか、一人でもかかれ! 新陰流しんかげりゅう融和流ゆうわりゅう
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
性来堕弱の彼ではあり、剣技にも勝れていない彼ではあったが、三カ月というもの秋山要介に従い義侠の精神を吹き込まれ、かつは新影流しんかげりゅうの教えを受けた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
剣は真陰流しんかげりゅうをきわめ、幼年から朱舜水しゅしゅんすいに師事し、また心越禅師しんえつぜんじ侍座じざして、侍ひとかどのたしなみはおさめた者とは——老公の眼からも、今は見えないほどな彼の困り方である。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天保てんぽうの頃、江戸に神影流しんかげりゅうの達人として勇名を轟かしていた長沼正兵衛ながぬましょうべえ、その門人に小机源八郎こづくえげんぱちろうというのがあった。怪剣士として人から恐れられていた。
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)