“しろたえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白妙92.6%
白妙衣3.7%
白栲3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺と海とが離れたように、を抜いてお話しましょう。が、桃のうつる白妙しろたえの合歓の浜のようでなく、途中は渺茫びょうぼうたる沙漠のようで。……
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「農をする」といっている、この二期には、山の雪が消え残ったり、また積もり初めるときで、綿の入った厚い峰の白妙衣しろたえが、ほころび出したり、また縫い初められる、そのとき鳥の形が
雪の白峰 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
その背景には更らに深い霞のおちに赤石連山が白栲しろたえの峰をつらね、前景ともいうべき一帯には愛鷹箱根の山の散らばりから裾野の端を包むに海があり
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)