“しろくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白首87.5%
白粉首12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二階が崩壊しても階下に巣喰った白首しろくびは依然隠顕出没して災後の新らしい都会の最も低級な享楽を提供している。
大阪に商売人が集るのもかまさき乞食こじきが集るのも、東京へ文芸が集るのも、支那に支那人が多いのも銀座にカフェが出来るのも十二階下に白首しろくびが集るのも
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
氷店こおりみせ白粉首しろくびにも、桜木町の赤襟にもこれほどの美なるはあらじ、ついぞ見懸けたことのない、大道店の掘出しもの。流れ渡りの旅商人たびあきんどが、因縁は知らずここへ茣蓙ござを広げたらしい。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)