“しらつゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
白露100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋の早いみちのくに、九月の風がサッと吹きおろすと、ホロホロッと白露しらつゆは乱れ散った。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
げに消えやすき白露しらつゆ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
盂蘭盆うらぼんすぎのい月であつた。風はないが、白露しらつゆあしに満ちたのが、穂に似て、細流せせらぎに揺れて、しずくが、青い葉、青い茎をつたわつて、点滴したたるばかりである。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)