“しよひこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背負子50.0%
負梯子50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分がいとまを告げて出たらお秋さんは背負子しよひこを負うて坂の中途まで行つて居た。坂を登らうとする時白は追ひ返されて降りて來た。自分は忽ちに追ひついた。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
谷底へついて見ると紐のちぎれさうな脚袢きやはんを穿いた若者が炭竈すみがまの側でかしの大きなほたくさびを打ち込んで割つて居るのであつた。お秋さんが背負子しよひこといふもので榾を背負つてれた谷の窪みを降りて來た。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
丸屋の息子はから負梯子しよひこを擔つて、對岸から戻つて來る。私達は其れに別れて丸木橋を渡り、右岸の林道を進む事になる。
黒岩山を探る (旧字旧仮名) / 沼井鉄太郎(著)