“しよくざい”の漢字の書き方と例文
語句割合
贖罪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
贖罪しよくざい——神の贖罪、仏の贖罪と言ふことが、みなぎるやうに、今迄つひぞ感じたことのないほどの強さを以てかれの総身に迫つて来た。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
自己の職分と父の贖罪しよくざいと二重の義務をんでるのだからと懺悔ざんげして居る程です、思ふに我々のける種子たねつちかふものは、彼等の手でせうよ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
御身は彼に聖・贖罪しよくざいを給ふでせう。
そして決心致したので御座います、私は兼ねて愚父ちゝから多少の地所と財産とを譲り受けて居りまするので、所詮しよせん不義の結果の財産のですから、一には贖罪しよくざいの為め
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)