“しょくえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
触穢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう少し早く伺うつもりだったのですが神事などで御所の中の忙しいころに触穢しょくえのはばかりに引きこもらなければならなくなりますのもいかがと遠慮がいたされましたし
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ひとりここの藤氏とうしの長者ばかりでなく、禁中でも、朝臣一般のあいだでも、“触穢しょくえ”といえば、おぞ毛をふるって、穢れ払いに、幾日でも、門を閉じ、衣冠を廃して、参内さんだい
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがかどつじ川原かわら等に、別に臨時の台所だいどころを特設した理由であり、子どもはまた触穢しょくえいみに対して成人ほどに敏感でないと考えられて、特に接待掛りの任に当ったものと思われる。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)