“しもうさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下総98.8%
下總1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おめえと同じ時に、天童谷から這い上がって、あれから中仙道を下総しもうさの方へ突ッ走っていたのだが、どうも弱ったことになったよ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
句風以外の特色をいはんか、鳥取の俳人は皆四方太しほうだ流の書体たくみなるに反して、取手とりで下総しもうさ)辺の俳人はきたなき読みにくき字を書けり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「あの殿樣の評判は滅茶々々ですよ。領地で何遍百姓一が起きたか勘定しきれない程で、あの養子の直之進が下總しもうさへ行つて來たのも、それをなだめるためだつたさうですよ」