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しぶうちわ
ふりがな文庫
“しぶうちわ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
渋団扇
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渋団扇
(逆引き)
藤吉郎は、
渋団扇
(
しぶうちわ
)
を取りよせて、体のまわりを大きく
煽
(
あお
)
いだ。もう秋風も立ち、
桐畑
(
きりばたけ
)
の桐の葉も
夥
(
おびただ
)
しく落ち出しているが、やぶ蚊はなかなか多いのだった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その時は、もし、お長屋に警官さんがいても、その人もまたほんとの人間にかえって、胸毛を出して、尻をまくりあげて、
渋団扇
(
しぶうちわ
)
でバタバタやって来会される。
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
僧かと見れば僧でもなく俗かと見れば僧のようでもある。季節は早春の
正月
(
むつき
)
だというのに手に
渋団扇
(
しぶうちわ
)
を持っている。脛から下は
露出
(
むきだし
)
で足に
穿
(
は
)
いたのは
冷飯草履
(
ひやめしぞうり
)
。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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