“しばうら”の漢字の書き方と例文
語句割合
芝浦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝浦しばうらの月見も高輪たかなわ二十六夜待にじふろくやまちも既になき世の語草かたりぐさである。南品なんぴんの風流を伝へた楼台ろうだいも今はたゞ不潔なる娼家しやうかに過ぎぬ。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
例えば、芝浦しばうら埋立地うめたてちに、鉄筋コンクリートで出来た背の高い煙突えんとつがあったが、そこからは、一度も煙が出たことがないのを、附近の人は知っていた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
東京の芝浦しばうらだとか、大阪だとか、時には北海道の小樽おたるまで出かけたり、また時によっては九州の港であったり、瀬戸内海の島のさびしい村であったり、とにかく
おるすばん (新字新仮名) / 壺井栄(著)