“しつねん”の漢字の書き方と例文
語句割合
失念100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、取紛とりまぎれて失念しつねんをしようとした。ほんの寸志すんしだよ。」
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
全く失念しつねん致し居りしに相違さうゐ是なく候と云によりされば未だ返さぬのかとねん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
長庵の玄關さき失念しつねん致して歸り候により其後兩三度も取りにつかはし候得ども之無きおもむきにて返してくれざる故其儘に致し置候ひしが其節の傘に相違さうゐ無御座候然るに長庵右樣みぎやうの儀を申立る事何分にも其意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)