“しっかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悉皆97.5%
集解2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう思い到ると、わたくしはさらでだに「どうでもいゝや」という近頃の身の倦怠の残りの支えを悉皆しっかい取り外ずしてしまいました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
これをきたえ直して造った新しい鋭利なメスで、数千年来人間の脳の中にへばり付いていたいわゆる常識的な時空の観念を悉皆しっかい削り取った。
アインシュタイン (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
なおこの実については時珍はその集解しっかい中で「結」と書いている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
特に何晏かあんの「集解しっかい」の序は『論語』本文について示唆するところの多いものとして、注目せられる。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
芝について李時珍はその著『本草綱目』の芝の「集解しっかい」にこれを述べているが、その文中に
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
これは石経の断片的な残字から丹念に碑面の文章を復元し、それによって漢石経の本文が魏の何晏かあんの「集解しっかい」序にいうところの「魯論」のテキストであることを論定されたものである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)