“したまぶた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下瞼83.3%
下眼瞼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風外は泣き出しさうな使者の顔を面白さうにじつと見入つてゐたが、相手の言葉がちよつと途切れると、いきなり下瞼したまぶたを押へてあかんべいをしてみせた。
茶話:12 初出未詳 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
皮膚には一滴のもなく下瞼したまぶたがブクリとふくれてさがり、大きな眼は乾魚ひもののように光を失っていた。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
左の下眼瞼したまぶたに小指ほどの、大きな泣き黒子ぼくろが附いているので、一層その顔は悲しそうに見えた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)