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しきやうびやう
ふりがな文庫
“しきやうびやう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
思郷病
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思郷病
(逆引き)
何事に附けても東京に残した子供の思ひ
出
(
だ
)
されるのが自分の
思郷病
(
しきやうびやう
)
の主な現象であり又基礎となる物である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
自分の
思郷病
(
しきやうびやう
)
は
益
(
ます/\
)
人目に附く迄
劇
(
はげし
)
く成つた。其れで土地が
変
(
かは
)
れば少しは気の紛れる事もあらうと
良人
(
をつと
)
に勧められて不順な天候の中に強ひて独墺及び
和蘭陀
(
ヲランダ
)
の旅を思ひ立つのであつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
其
(
その
)
日は積荷の都合で出帆しないと云ふので、
其
(
その
)
晩は僕も平野丸の
客室
(
サロン
)
に蚊に食はれながら
泊
(
と
)
めて貰つた。晶子は
思郷病
(
しきやうびやう
)
に罹つてひどくヒステリツクになつて居る。其れに少し体の加減も損じて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
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