“しがみひばち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獅噛火鉢83.3%
獅咬火鉢16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょっと客も途絶とだえたので、番頭と小僧が店頭みせさき獅噛火鉢しがみひばちを抱き合って、何やら他愛たあいもないはなしに笑いあってると、てついた土を踏む跫音が戸外そとに近づいて
荒い格子を覗くまでもなく中は見通しの二た間、形ばかりの古い箪笥たんすが一とさお葛籠つづらが一つ、割れた獅噛火鉢しがみひばち、芯の出た座蒲団など——見る影もない惨憺さんたんたる住居すまいです。
「オホヽヽヽ、そうして橋口さんのお謡いになるお顔ったらありませんわ。まるでいきみ出すのよ、謡曲を、獅咬火鉢しがみひばちそっくりの表情をして」
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「そんなら獅咬火鉢しがみひばちは何方?」
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)