“さむらいぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侍分60.0%
士分40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍分さむらいぶんの子で十三四歳ぐらいのが附いて居り、殿様はきっと固くびん引詰ひッつめて、芝居でいたす忠臣蔵の若狭之助わかさのすけのように眼がつるし上っているのは、疳癪持かんしゃくもちというのではありません。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
我々はフランス人の要求によって、国家の為めに死のうとしたものである。それゆえ切腹を許され、士分さむらいぶんの取扱を受けた。次いでフランス人が助命を申し出たので、死をなだめられた。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
士分さむらいぶんにしていくさに加えて下さると、こう考えたからだった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)