“さねとみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
実美100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豈料あたはからんや藤原実美さねとみ等、鄙野匹夫ひやひっぷの暴説を信用し、宇内うだいの形勢を察せず国家の危殆きたいを思はず、ちんが命をためて軽率に攘夷の令を布告し、みだりに討幕のいくさおこさんとし、長門宰相の暴臣のごと
尊攘戦略史 (新字新仮名) / 服部之総(著)
この時に於て、明治天皇は三條実美さねとみを召されて、徳川家の旧勲を失はざるやうに処置せよ、との有難き宸翰しんかんを賜うてゐる。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
筑前ちくぜん太宰府だざいふに潜伏していた三条実美さねとみ以下の五卿であった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)