“さなだひも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真田紐75.0%
眞田紐25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早朝、誘いに来てくれた留さんは、わらじ脚絆きゃはんに、印絆纒しるしばんてんを着、真田紐さなだひもでしばった大きな弁当箱を肩に掛け、いなせなとびみたいな恰好していた。
彼女はの中に男の腕をはさんでひきよせていた。ほどけた真田紐さなだひもを丁寧に巻きつけている女の容姿もやつれていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
でも鍵を忘れたり、棒に附けた眞田紐さなだひもを解かずに、そのまゝ逃げ出したところは矢張り素人しろうとだね。彌惣におどかされて、よく/\思ひ詰めたんだらう
六十年配の洗練された老人の顏は、苦惱にゆがんで少しはれつぽく、首に深々と眞田紐さなだひもで絞めた跡が殘つて居りました。