“さだとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
貞任100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貞任さだとう連歌れんが義家よしいえがそを追はずなりたりといふ事、宗任むねとうが梅の花の歌を詠みて公卿くげたちを驚かしたりといふ事など、事実の有無は疑はしけれど、もしこの種類の事ありとせば
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
という八幡はちまん太郎と貞任さだとうとの連歌のごときも、考えてみればただ単なる言葉のしゃれで、とうてい弓につがえてせまわる勇士の頭の中に、浮かんでくるような文句ではない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
貞任さだとう宗任むねとうを攻めたとき、味方の旗色が悪くなったので、頼義は敵陣に向い、「これは、神火なり」と火を放つと、風向きが変り、火は貞任の城を焼き払い、頼義の軍は大勝したのである。