“さきたま”の漢字の書き方と例文
語句割合
埼玉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埼玉さきたまの小埼の沼に鴨ぞはねきる己が尾にり置ける霜を払ふとならし」(巻九・一七四四)、「天飛ぶや雁のつばさ覆羽おほひは何処いづくもりてか霜の降りけむ」(巻十・二二三八)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
房総半島に上り、翁は再び望多うまぐさろの笹葉の露を分け進む身となった。葛飾かつしかの真間の磯辺おすひから、武蔵野の小岫ぐきがほとり、入間路いりまじの大家が原、埼玉さきたまの津、廻って常陸の国に入った。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)