“さうきゆう”の漢字の書き方と例文
語句割合
蒼穹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処にははて知らぬ蒼穹さうきゆうを径三尺の円に区切つて、底知れぬ瑠璃るりを平静にのべて、井戸水はそれ自身が内部から光り透きとほるもののやうにさへ見えた。
「右手に聖典コーランをとり、左手に酒盃しゆはいを持ち、正と邪との間に戦慄せよ。そのごとく我らは全く信仰の徒ともまた全く不信仰の徒ともならずして蒼穹さうきゆうの下に坐すべきなり」
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)