“さいぼ”の漢字の書き方と例文
語句割合
歳暮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に歳暮さいぼの夜景の如き橋上けうじやうを往来する車のは沿岸の燈火とうくわと相乱れて徹宵てつせう水の上にゆらめき動く有様ありさま銀座街頭の燈火とうくわよりはるかに美麗である。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
天王寺の前から曲れば、この三崎北町さんさききたまちあたりもまだ店が締めずにある。公園一つを中に隔てて、都鄙とひそれぞれの歳暮さいぼにぎわいが見える。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
殊に歳暮さいぼの夜景の如き橋上きょうじょうを往来する車のは沿岸の燈火と相乱れて徹宵てっしょう水の上にゆらめき動く有様銀座街頭の燈火よりはるかに美麗である。