“ごんぎょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
勤行100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山寺の一室に行李こうりいた宣揚は、遠く本堂の方かられて来る勤行ごんぎょうの声に心を澄まし、松吹く風に耳をあろうて読書三昧ざんまいに入ろうとしたが
悪僧 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お寺に近づいた時我々はお経のように響く妙な合唱を耳にして、これは何か宗教上の勤行ごんぎょうが行われつつあるのだなと思った。
時刻をしらせるのではない、寺の勤行ごんぎょうの知らせらしい。ほかの時はわたしもいちいち記憶していないが、夕方の五時だけは確かにおぼえている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)