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ごふち
ふりがな文庫
“ごふち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
御扶持
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御扶持
(逆引き)
天下国家の大きなことを
憂
(
うれ
)
うる人には、別に志士という一階級があって、それは殿様から代々
御扶持
(
ごふち
)
をいただいて、食うというような
賤
(
いや
)
しいことには別段の心配のなかった者や
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
おれは
下司
(
げす
)
ではあるが、
御扶持
(
ごふち
)
を戴いてつないだ命はお歴々と変ったことはない。殿様にかわいがって戴いたありがたさも同じことじゃ。それでおれは今腹を切って死ぬるのじゃ。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
昔は水戸様から
御扶持
(
ごふち
)
を頂いていた家柄だとかいう
棟梁
(
とうりょう
)
の
忰
(
せがれ
)
に思込まれて、
浮名
(
うきな
)
を近所に
唄
(
うた
)
われた風呂屋の女の何とやらいうのは、
白浪物
(
しらなみもの
)
にでも出て来そうな旧時代の淫婦であった。
伝通院
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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(10作品)
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