“ござなくさふらふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
無御座候100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思へば、人の申候ほど死ぬる事は可恐おそろしきものに無御座候ござなくさふらふ。私は今が今此儘このままに息引取り候はば、何よりの仕合しあはせ存参ぞんじまゐらせ候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
罷出まかりいで候はゞ、奇特御座候とも、余命無御座候ござなくさふらふ。まして我等てい之者罷出、何之奇特も御座有間敷候得あるまじくさふらへは、罷出無詮義せんなきぎと存候。当世は有様ありやう正直をまをして、用に立申儀たちまをすぎにて無御座候。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとふるものも無御座候ござなくさふらふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)