“こんぽん”の漢字の書き方と例文
語句割合
根本100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
末梢まっしょうにかまっていては、政治はできぬ。要は、根本こんぽんの君とおはなし合いをすすめるにある。そちのような覇力はりょく一方をもって臨んでは、せっかくな和議も無意義。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ものの根本こんぽんをわきまへず、親分の顏——つらがたたねえといふだけで、蝗螽いなごのやうに跳ねあがる。今日でも、支那の古い方面では、何事も面態、めんずといふさうだ。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
チョエン・ジョェという大法会だいほうえ は私共がかつて見たことのない法会で、今図面に現われて居るように二町四面の釈迦堂のその中に、一町四面の根本こんぽん釈迦堂がある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)