“こんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
根元61.5%
根原23.1%
根源7.7%
混元7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハルトマンの形而上学けいじじやうがくでは、此世界は出来るだけ善く造られてゐる。併し有るが好いか無いが好いかと云へば、無いが好い。それを有らせる根元こんげんを無意識と名付ける。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
われわれのおもちゃは不思議なほど種類が限られていて、どうやらその一つ一つから根原こんげんを尋ねて行かれるらしく思われる。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
江戸中の恐怖になりながらも、容易にその根源こんげんを探らせなかつたのです。
「笑うべし、蜀軍の士は、大将ならずともそれくらいな陣形は誰も存じておる。即ち混元こんげん一気の陣とる」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)