根原こんげん)” の例文
今は一段と根原こんげんが不明になったので、祭はもう一度、改めてこの側面から、見なおす必要があると、私などの考えている理由はここにある。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
われわれのおもちゃは不思議なほど種類が限られていて、どうやらその一つ一つから根原こんげんを尋ねて行かれるらしく思われる。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鼠のための物忌ものいみの日とし、鼠という語を口にしないのみか、もしかその姿を見れば害があると信じて、終日野原や畠へも出ずにいたというのは、何か根原こんげんによくよくの理由があって
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)