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こやしおけ
ふりがな文庫
“こやしおけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
肥桶
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肥桶
(逆引き)
肥桶
(
こやしおけ
)
を
担
(
かつ
)
いだ男も畠の向を通った。K君はその男の方をも私に指して見せて、あの桶の底には
必
(
きっ
)
と
葱
(
ねぎ
)
などの盗んだのが入っている、と笑いながら言った。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私はただ、
苛立
(
いらだ
)
たしい心を抱いて立っているよりほかはなかった。と、前の桑畑から、
肥桶
(
こやしおけ
)
を担いだ一人の百姓男が膝のぬけた股引を
穿
(
は
)
き
菅笠
(
すげがさ
)
を
冠
(
かむ
)
ってやって来て、家の中に這入ろうとした。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
村落のあるところには人家の屋根も白く、土壁は暗く、
肥桶
(
こやしおけ
)
をかついで麦畠の方へ通う農夫等も寒そうであった。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こやしおけ(肥桶)の例文をもっと
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