“こぶと”の漢字の書き方と例文
語句割合
小肥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小肥こぶとりの仲居は笑った。俺たちの破廉恥をとがめる笑いではなかった。むしろそそのかすような笑いだったから、砂馬は気をよくして
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
玄関から声かけると、主婦らしい小肥こぶとりの女が出て来て、三村加世子がいるかとくと、まだ冬籠ふゆごもり気分の、厚いそで無しに着脹きぶくれた彼女は
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
小肥こぶとりの体にやや低い身長せい。鋭い眼光に締まった口。ああそれはかつての大統領、またそれはかつての支那の皇帝、袁世凱えんせいがいの姿ではないか!
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)