“このまゝ”の漢字の書き方と例文
語句割合
此儘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、久し振りで湯に入ったせいか、何となく眠気がさして、此儘このまゝ床に入って、肩の凝らない雑誌でも、読もうかと云う気にもなりました。丁度その時でした。
たちあな姫 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
こんな口惜くやしいことは御座いません、此儘このまゝ死にましては草葉の蔭の奥様に御合せ申す顔が無いので御座います
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ロミオ けふのこの惡運あくうん此儘このまゝではむまい。これはたゞ不幸ふしあはせ手始てはじめ、つゞく不幸ふかうこの結局しまつをせねばならぬ。