“このまんま”の漢字の書き方と例文
語句割合
此儘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うして先生のお世話を頂いてると、私はモウ何日いつまでも此儘このまんまで居た方が、幾等いくら楽しいか知れませんけれども。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『構ひません。冷くて気持が好いですよ。サ、モウ泣かなくて可い、好いだ! 好い児だ!……イヤ、恁うしてるよりやうちへ帰つて寝かした方が好い。然う為ませう日向様! 此儘このまんまお送りしますから。温めなくちや、悪い!』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)