“こねつち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粘土50.0%
捏土50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「介が、諸方をお探しして行きますと、いつか、和子様をおぶって粘土こねつちを取りに参りました丘の蔭にこう、坐っておいであそばしました」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侍女こしもとや、下婢しもべまでが、そこへかたまって、口々に、十八公麿の孝心をたたえた。それに、粘土こねつち仏陀ぶっだの像を作っていたということが、大人たちの驚異であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
り餌をやると、自分たち同類の鳥が巣を作る、至極あつらえ向きの捏土こねつちだと思いこんで、ただ本能的にその上にうずくまる。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)