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こしい
ふりがな文庫
“こしい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
輿入
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輿入
(逆引き)
大和からすぐ彼の父に
嫁
(
とつ
)
いだのでなく、幼少の頃大阪の色町へ売られ、そこからいったん
然
(
しか
)
るべき人の養女になって
輿入
(
こしい
)
れをしたらしい。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
一度は
水戸
(
みと
)
の姫君さまのお
輿入
(
こしい
)
れの時。一度は尾州の先の殿様が江戸でお
亡
(
な
)
くなりになって、その
御遺骸
(
ごいがい
)
がこの街道を通った時。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「あれみい。そなたが、この楠木家へ
輿入
(
こしい
)
れの日に、
実家
(
さと
)
から移し植えた柿苗も、はやあのような木になって、大きな実をつけ出している」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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