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こさつま
ふりがな文庫
“こさつま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
古薩摩
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古薩摩
(逆引き)
平床
(
ひらどこ
)
に据えた
古薩摩
(
こさつま
)
の
香炉
(
こうろ
)
に、いつ
焼
(
た
)
き残したる煙の
迹
(
あと
)
か、こぼれた灰の、灰のままに
崩
(
くず
)
れもせず、藤尾の部屋は
昨日
(
きのう
)
も今日も静かである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
古い時代の品は「
古薩摩
(
こさつま
)
」と呼んで珍重されます。今この窯では二種類のものを焼き、一方を「白もん」、他方を「黒もん」と名附けます。「もん」は「物」の義であります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
其の
他
(
た
)
道了さまのお丸薬に帝釈さまのお水が有りまする、
此方
(
こちら
)
の
唐木
(
からき
)
の
違棚
(
ちがいだな
)
には、一切煎茶の器械が乗って居りまして、人が来ると茶盆が出る、
古染附
(
ふるそめつけ
)
の茶碗
古薩摩
(
こさつま
)
の急須に銀瓶が出る
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
有名な
有田
(
ありた
)
の
磁器
(
じき
)
はかくして起ったのであります。
李参平
(
りさんぺい
)
という人がその開祖として名が残ります。
古薩摩
(
こさつま
)
と呼ばれるものも、かくして始まりました。有名な唐津も新しく仕事を起しました。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
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