“李参平”の読み方と例文
読み方割合
りさんぺい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忘れ難い印象である。三百年の間人は続いて山を逐次ちくじに掘下げていった。あそこの穴は李参平りさんぺいの掘った個所と指さされて見ればそれはすでに高いがけの上に掛る。四囲にこけむして草が繁る。
北九州の窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
有名な有田ありた磁器じきはかくして起ったのであります。李参平りさんぺいという人がその開祖として名が残ります。古薩摩こさつまと呼ばれるものも、かくして始まりました。有名な唐津も新しく仕事を起しました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)