“こごしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
児小姓50.0%
小小姓50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき忠利はふと腮髯あごひげの伸びているのに気がついて住持に剃刀かみそりはないかと言った。住持がたらいに水を取って、剃刀を添えて出した。忠利は機嫌きげんよく児小姓こごしょうに髯をらせながら、住持に言った。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
太田は祖父伝左衛門が加藤清正に仕えていた。忠広がほうを除かれたとき、伝左衛門とその子の源左衛門とが流浪るろうした。小十郎は源左衛門の二男で児小姓こごしょうに召し出された者である。百五十石取っていた。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
去年こぞの春から父上のお手もとに召しだされた三枝数馬さえぐさかずまという小小姓こごしょう