“こきんしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
古今集100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠く『日本書紀』や『万葉集』や『古今集こきんしゅう』などにも、既に東北地方は紹介されてはいるのでありますが、それは記録としてであり、感想としてでありまして
高遠たかとお藩の方に聞こえた坂本家から来た人だけに、相応な教養もあって、取って八つになる孫娘のおくめ古今集こきんしゅうの中の歌なぞを諳誦あんしょうさせているのも、このおまんだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
平中は古今集こきんしゅうその他の勅撰集に多くの和歌をのこしているし、系図も一往いちおう明かであるし、その頃のいろ/\の物語に現れて来るので、実在した人物であることはまぎれもないが
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)