“こおりみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷店83.3%
氷見世16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二の氷店こおりみせや西洋料理亭の煩雑はんざつな色彩が畸形きけいな三角の旅館と白い大鉄橋風景の右たもとに仕切られる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
氷店こおりみせ白粉首しろくびにも、桜木町の赤襟にもこれほどの美なるはあらじ、ついぞ見懸けたことのない、大道店の掘出しもの。流れ渡りの旅商人たびあきんどが、因縁は知らずここへ茣蓙ござを広げたらしい。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
氷見世こおりみせには客が七八人もいて、この家のかみさんがたすきをかけて、汗をだらだら流して、せっせと氷をかいている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)